VPI Super Scoutmaster ターンテーブルは凄い。その3つ目。
電源制御が半端ではありません。VPI Super Scoutmaster には、回転数の制御と電圧制御のため、 VPI SDS（シンクロナス・ドライブ・システム）が標準装備されています。
これは電源ライン・アイソレーターも兼ね備えています。単独で購入すると税込定価 231,000円です。
出力電圧は自動可変で、トルクが必要な起動時は 115V 、起動後は 84V になります。（33回転時）
大きさは 写真で想像していたよりもはるかに巨大で、2Uラックありますので、プリアンプを収める位のスペースが必要です。
VPI SDS（シンクロナス・ドライブ・システム） はVPI Aries Scout でも使用することができます。VPI Aries Scout と VPI SDS（電源ライン・アイソレーター/シンクロナス・ドライブ・システム） を組み合わせた場合、VPI Aries Scout のモーターが小容量で負荷が小さいため、初期回転起動に失敗することがあります。
この場合の対策は http://www.takajun.net/video/storyv080906.htm をご覧ください。
VPI SDS の動作状況は以下の写真をご覧ください。
無負荷状態での出力電圧は 72Vです。
モーターのスイッチを入れ、キチンと認識すると 115V まで電圧が上がり、ターンテーブルの起動に必要なトルクを稼ぎます。
115Vで起動後、回転が安定すると 84Vまで電圧が下がり、回転トルクを下げて、モーターの振動を少なくする仕組みです。
尚、45回転の場合は102Vで安定します。
なお、http://www.takajun.net/video/gallery/mimi_comment.htm では、日本で唯一ネット上で 詩人 谷川俊太郎氏本人による朗読ビデオが視聴できます。
