テラーク ( Telarc )/ 1812年&イタリア奇想曲 LP レコードを購入しました。大砲の破裂音が強烈で再生が困難といわれている LP です。購入したのは 日本盤で、オリジナルのドイツ盤より更に +6 dB 大砲の音圧が高いと言われています。
早速再生しましたが、大苦戦。調べてみると ortofon のカートリッジと Telarc のレコード盤は相性が悪いらしい・・・。ということで SME Series V-12 + ortofon MC Winfieldでの再生は諦め、REGA RB-300 + DENON DL-301 II で再生してみることにしました。が、なかなかどうして最後の大砲の号砲部分で針飛びを起こしてくれます。
盤面の写真も既にネット上にいくつもアップされていますが、改めて撮影してみると凄いですね。手前の普通の曲の部分と上部の号砲部分の溝の違いは目視でも分かります。
REGA RB-300 はアンチスケーティング量の調節や、針圧の調整が楽なため、色々弄り回してようやく再生することができました。針圧はかけ過ぎても少なくてもうまくいかないようです。YouTube に号砲で揺さぶられるカートリッジをアップロードしましたのでご覧ください。
再生の難易度はカートリッジのカンチレバーの硬さによるようです。DENON DL-103 や DL-301 II は柔らかいアルミカンチレバーですので再生しやすいですが、所有している ortofon のカートリッジは ボロンやルビーなどの硬い素材を使っているので駄目なようです。
P.S.
テラーク独盤 / 1812年&イタリア奇想曲 LPレコード は日本版よりはるかに再生しやすい LP です。新しく購入した ortofon MC-09B でも簡単に再生することができました。