以前読んだ サイモン シン著「フェルマーの最終定理」が面白かったので 同著「暗号解読」を図書館で借りてきました。
web から予約をしたので現物を見ていなかったのですが、久々の大物です。あ、厚みが・・・
本書の目的が 「はじめに」に記載されています。1)暗号の発展史 2)暗号の重要性、特に現代における暗号の取り扱い の 2点です。有名なドイツのエニグマについても暗号生成と解読が興味深く記載されています。
このエニグマも現代のコンピューターの前では無力になりました。現代における暗号生成者と暗号解読者の攻防話は手に汗を握るくらい面白いですね。 本の厚みに最初は引いていましたが、数ページを読み始めると引き込まれてしまいました。
最後の章は量子コンピューターによる暗号解読の可能性や応用も出てきます。量子コンピューターに関連して 有名な シュレディンガーの猫 なんぞも記述されています。
余談ですが今までシュレディンガーの猫と概念については知っているだけで理解が今一つでした。シュレディンガーの猫が生きている状態と死んでいる状態の重なりあった状態というのが、この本を読んでかなり疑問が解けました。
数学やコンピューターに興味のある方にはぜひともおすすめの一冊です。また時間を見つけて サイモン シン の他の著書を読んでみたいです。
尚、シュレディンガーの猫 から転じた「シュレディンガーのぱんつ youtube」 と 「シュレディンガー音頭 youtube」 は検索しないように (笑)
読書:サイモン シン著書