Prism Sound Orpheus にはフォノイコライザ機能があります。CH1-CH4 に XLR 接続すると、コンソールパネルに RIAA カーブを使用するか否かボタンが出ます。
今回は CH1-CH4 のうち CH1-CH2 に XLR コネクタを挿入してみました。
マイク入力レベルですので ortofon CG25 Di MKII や ortofon SPU Mono G MkII のように、MM モードで使用するには出力が少ないし、MC モードで使用するには出力が大きい場合にぴったりのレベルになります。
ortofon CG25 Di MKII で音を聴いてみました。おっ! 良いんじゃないですか?
Prism Sound Orpheus は業務用の ADC ですので、オーディオ機器のように変な色付けがありませんので、非常にフラットな音が楽しめます。
カートリッジの出力は本来平衡出力ですが、通常は取り扱いやすい不平衡 RCAコネクタで接続しています。今回の試聴では 不平衡出力で取り出しましたが、これを平衡出力で取り出して Prism Sound Orpheus に接続したいと思います。
調べてみるとトーンアームケーブルの中には平衡出力ができるケーブルがいくつかあります。例えば JELCO JAC-506XLR Tonearm Cable Din to XLR です。これは eBay で送料込 158USDで入手可能です。
当初これを購入する予定でしたが、Cardas 5Pin DIN Tonearm Connector が 同じく eBay で 送料込 32.22USD で入手できましたのでこちらを購入して自作することにします。
国内では OYAIDE で フォノ5pin コネクタ AuP(金メッキ)が税込 1,050円で入手できますから こだわらなければこちらで十分でしょう。
5Pin DIN Tonearm Connector の Pin 配置が OYAIDE の HomePage に掲載されていましたので、部品が届けば平衡出力で配線します。