36TB RAID 6 Array の構築が終わりましたので mount を行います。
[hogehoge@localhost ~]$ su
パスワード: xxxxxxx
[root@localhost hogehoge]# mount -t gfs2 /dev/sdc /mnt/data
さて、いよいよ 18TB RAID 6 Array からの data を 36TB RAID 6 Array に copy します。 と、 copy 元の 18TB RAID 6 Array 内の data が見えない。ディスクツールで見てみると・・・ 未フォーマットになっていて mount できません。 おい ! 真っ青 _| ̄|○
うーん、うーん。落ち着いて、パニックにならずに落ち着いて、とにかく落ち着いて・・・考えよう。
安全のため 36TB RAID 6 Array の構築中は 18TB RAID 6 Card を抜いていたのですが、最後の format の際に 18TB RAID 6 Card を刺したままで作業をしていました。この時、何かをやらかしたに違いない。 でも原因が分かっても data は戻ってこない。
とにかく落ち着いて。 シェーン!!カムバック!! 必死でひきとめるジョーイの叫び! うあああぁぁ・・・ データ!!カムバック!! ・・・
linux の gfs2 format file なので data salvage tool が見当たらず linux 上では修復が困難です。うーん、うーん。
Windows 用の data salvage tool の Finaldata は所有していますが、使えるかどうかわかりませんし、所有する Finaldata は消失した 18TB RAID 6 Array の中で取り出せません。うーん、うーん・・・
ただ net で検索すると Windows 用の Finaldata で linux の file を salvage 出来たとの情報を見つけましたので、ダメ元で 新しい単機 HDD に Windows7 を install し、 Finaldata の無料テスト版を導入します。
無料テスト版は data の修復はできませんが回収可能かどうかのチェックができます。Windows 上でのテストをした結果、一部ファイルの回収が可能できそうでしたので一縷の望みを持ってダウンロード製品版を amazon で購入。無料テスト版を uninstall 後、製品版を install し直し実行。 どうだ ・・・
おお、file を回収し始めています。ただしセクター単位での作業のため恐ろしく時間がかかりますので、回収の可能性を確認したところで一旦中止し、長時間の回収作業に向け バラックPC の環境を少し整えてやります。
再起動。え! お! おおおぉぉ! 18TB RAID 6 Array のファイル内容が見えています。HDD の最初のセクターに記録されている Array の partition 情報が欠落していたのを Finaldata が修正してくれたようです。涙、涙・・・・ ありがとうございます。神様、仏様!
OS の入った単機 HDD を取り換えて CentOS 7 で起動します。
早速 file を copy してみます。しかし 当初思っていたほど 転送速度が上がりません。 18TB RAID 6 Card と 36 TB RAID 6 Card の access LED を見ていますと 18TB RAID 6 Card の LED が常時点灯していますので読取速度がボトルネックになっているようです。 Mother Board の制約で 18TB RAID 6 Card が使える PCIe のレーン数が少ないことに起因しているのでしょうか。
これは copy が終わるまで 4日間ほど連続稼働ですね。次回の Array の増容量の際は やはり別の PC を立ち上げた方が良さそうです。
P.S. 一気に全ファイルを copy せず小分けに copy すると そこそこ 転送速度が上がることが判明。少し手間ですが小分けして copy することにします。これなら net 越しの転送より速くなります。
いやあ、 Finaldata の購入という予想外の出費がありましたが 18TB Array の data file が戻ってきて良かった。良かった。