36TB RAID 6 Array 構築 (9) gfs2 フォーマット
36TB RAID 6 Array を 1patition で使用するため gfs2 形式でフォーマットします。
先ず root 権限を取得します。
[hogehoge@localhost ~]$ su
パスワード: xxxxxx
次にこのフォーマットに必要な gfs2-utils ファイルをダウンロードしてインストールします。
gfs2-utils がインストールされたら gfs2 形式でフォーマットします。
[root@localhost hogehoge]# mkfs.gfs2 -p lock_nolock /dev/sdc ・・・> ターゲットデバイス名
This will destroy any data on /dev/sdc
Are you sure you want to proceed? [y/n]y
Device: /dev/sdc
Block size: 4096
Device size: 33497.55 GB (8781181440 blocks)
Filesystem size: 33497.55 GB (8781181438 blocks)
Journals: 1
Resource groups: 133991
Locking protocol: "lock_nolock"
Lock table: ""
UUID: xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx
mkfs.gfs2 は少し時間がかかりますので、終わるまでゆっくりコーヒーでも飲んでおくと宜しいかと。尚、ターゲットデバイス名は アプリケーション => ユーティリティ => ディスク からツールを立ち上げます。
ディスク画面からターゲットデバイス名を確認してください。
mkfs.gfs2 が完了するとディスク画面の内容の表示が未知から gfs2 1 になります。ふう・・・
ネットで検索すると 16TB 以上のパーティションは ext4 形式ではフォーマットできないとの記事を見かけていましたので避けていましたが、今回 CentOS 7.0 の ext4 で 36TB の Array をフォーマットしたところできました。
ext4 はジャーナリングファイルシステムの一つで、規格上は 1EiBまでのストレージをサポートし、ファイルの断片化を防ぐ extent file writing と呼ばれるシステムも導入されていますので動作可能であれば gfs2 よりよかったのかも知れません。
ただ、今回 CentOS 7.0 を使ってみての感想としては新機能が多く command 変更を含め慣れないことから、最終的に旧バージョンの CentOS6.5 にて server を構築しますので慣れている gfs2 を使用することにしました。
36TB を gfs2 でフォーマットした場合のクラスタは 4KB になります。サイズの小さいファイルもそれなりに多い場合は gfs2 でいいのかもしれません。