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いまさらアナログレコード ortofon ST-80 MCトランス

ようやくサブ機のフォノイコライザが決まりましたが、clearaudio BASIC PLUS は、MC 入力インピーダンスが少し高いので気がかりです。

MC トランスを使用すればよいことは承知していますが、喰わず嫌いで、MC トランスにはどうも抵抗があります。

私がメインで使用している MC カートリッジは ortofon が大半で、これらのカートリッジは他社の MC カートリッジに比較して ローインピーダンスです。その点からは、MC トランス向きのカートリッジなのですが・・・

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ortofon ST-80 は 税込\92,400 と比較的安価で、オルトフォン90周年記念モデルというので気になっています。

ただ、検索すると eBay 1025ドル以外は 日本語サイトしか見つからないので、 ortofon Japan の日本国内向け商品なのかもしれません。

ortofon Japan のサイトによれば

「オルトフォンからMCトランスの決定版デビューMC transformer ST-80 は切削して作り出した(10mm厚)アルミ円筒に新型パーマロイトランスを封入しました。

MC-transformerのボビンを大型化してPermalloy coreの枚数を増やしコイルの巻き数も変えて新しいMC transformerを登場させる事が出来ました。アルミブロックから10mm厚の円筒を削り出し、完全防磁のパーマロイケースに包まれたトランス をアルミ円筒に封入しております。シャーシーは1.5mm厚、ケースも2mm厚の鉄板を特殊金型でケースを作り外部雑音をシールド化しております。総重量は1.4kg近くもありケーブルを繋いでもその重量のため安定感は抜群です。

周波数特性は10Hz 100k Hzまで+/- 2dBの範囲で完全フラットな特性を有しております。

MC/MMの切替SW付き(前面操作)で、接続替え不要で簡単切替ができ、丸みを帯びた暖かい音質のMCトランスです。」 

とのことです。この中で気になる文言は「丸みを帯びた暖かい音質」です。これって、高域が減少するってこと?

で、調べていたら また KensAudio さんにコメントがありました。

「オルトフォンからは2007年末にortofon Verto(ヴェルト)MC昇圧トランスが発売され好評ですが、今回登場の ortofon ST-80 はortofon Vertoの様な凝ったRコア構造ではなく、パーマロイ材による一般的な形状のコアを採用するもので、ortofon SPU-T100 に近いということがいえるでしょう。

ただし ortofon ST-80 では音質上の観点からコア枚数を従来型よりも増やし、コイルの巻数もそれに合わせて変更するといったチューニングを施したとのことです。

本機は2Ωから6ΩのMCに対応するローインピーダンス型であり、同じローインピーダンスでも ortofon SPU-T100 が SPU シリーズとの組み合わせに特化したさらにもう一段低いインピーダンスに対応するのに対し、もう少し汎用的な性格を持たせたと考えることができます。

またMMポジションにも対応するよう全面パネルに切替スイッチが設けられているのは便利であり、オルトフォントランス中では現在唯一の切り替え機能を持つ機種でもあります。

本機の基本的な再現性はトランスらしい自然体のフィーリングをベースにしたものであり意図的な誇張感が感じられません。この点は ortofon SPU-T100よりもさらに穏やかな印象ですが、SNの素晴らしさや漏洩磁束に対する防御性能は ortofon SPU-T100と同等であり、コストパフォーマンスの素晴らしさを感じさせてくれます。

また音色面での着色感が大変少なく、クリーンで清楚な音質は多くの方に好まれるでしょう。

ドスーンとくる重量感では ortofon SPU-T100 に軍配が上がるものの、全帯域において綺麗にレスポンスする点でナチュラルな好ましいトランスだと思います。

より積極的で躍動感あるサウンドを求める方なら先行発売のVertoを選ぶべきでしょうが、トランスはナチュラルなレスポンスの方が良いと考える方であれば ortofon ST-80 はC/Pも高く有力な選択肢になるはずです。」

clearaudio BASIC PLUS が届いて音を聞いてからの判断になりますが、ortofon ST-80 と ortofon Verto 、いずれも面白そうですね。

ところで、clearaudio BASIC PLUS と VPI SCOUTMASTER with SIGNATURE TONEARM は 再び動き始めてアンカレッジ空港まで来ました。もう まもなくです。 ワクワク (^_^)/





なお、http://www.takajun.net/video/gallery/mimi_comment.htm では、日本で唯一ネット上で 詩人 谷川俊太郎氏本人による朗読ビデオが視聴できます。