いまさらアナログレコード LT1115 + LT1010 フォノイコライザ (その16) 動作チェック
自作 LT1115 + LT1010 フォノイコライザ を仮に組み立てて、取り敢えず音が出るか動作チェックをします。
基盤と RCA コネクタとの配線材は 0.10mmΦのOFC線で構成された芯線に、一括処理による純銀コートを施した多芯型ケーブルです。絶縁被覆は低容量シースになっています。
動作テスト用の正負電源 ± 12V を接続します。
テスト環境は 以下のとおりです。
VPI Scoutmaster with Signature Tonearm =>
DENON MC DL-301 II =>
ortofon 6NX-TSW1010R =>
LT1115 + LT1010 フォノイコライザ MC モード
MC モードで試聴したのは 問題があった場合に発見しやすいと思い選択しました。Makie ONYX 1200F (http://d.hatena.ne.jp/takajun7777/20081227)に接続して Sony Sound Forge 8 で残留ノイズを見てみたところ、ortofon EQA 777 の MC モードより少ない!
取り敢えず、レコードをかけてみると・・・・・
うおおお・・・・ ちょっと、ちょっと 音が良すぎじゃないですか。
エージングどころか、仮組み状態でこんな音が出るとは思ってもみなかったです。驚いたなあ。
MM モードは 残留ノイズが高いのですが、100オームでシャントすると一気に下がります。入力インピーダンスが高くなったので、余計なノイズを拾っているらしいことと、LT1115 の等価ノイズ図を見ていると高入力インピーダンスではノイズがかなり増えることによるもののようです。
オペアンプを交換して MM 専用にもう一台製作するのが良いのかも知れません。
こちらはこれから要調整です。
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なお、http://www.takajun.net/video/gallery/mimi_comment.htm では、日本で唯一ネット上で 詩人 谷川俊太郎氏本人による朗読ビデオが視聴できます。