Pro-Ject 社 Phono Box RS が到着しましたが、これに合わせて VPI Scoutmaster の出力をバランス化します。 XLR Junction Box を VPI SuperScoutmaster に取りつけるか VPI Scoutmaster にするか少し悩みましたが他の所有コンポーネントとのバランスを考えて VPI Scoutmaster に決定。
ターンテーブルの上に載っているのが VPI の XLR Junction Box で、その右下に半分隠れているのが RCA Junction Box です。
交換に際し、プラッターを外します。加工精度が高くてセンターシャフトと軸受間に空気が入りにくいのでとスポンと抜けてくれないうえにやたらと重い・・・。やっとの思いで取り外すことができました。
久しぶりにプラッターを取り外したので、専用グリス VPI MAGIC LUBE (BEARING GREASE 白リチウムグリス) をプラッター軸受と本体センターシャフトに塗りこみます。
RCA Junction Box のアース部分にはセンタースピンドルのアースを接続するようになっていますので、XLR Junction Box も XLR コネクタ取り付けネジにアースを取りつけます。
RCA Junction Box の内部配線です。Nordstrom Valhalla の配線材が XLR Junction Box と同様使用されています。
XLR Junction Box と RCA Junction Box の交換が完了しました。
Pro-Ject Phono Box RS の試聴準備に取り掛かります。試聴テスト盤は Milt Jackson BEAN BAGS です。すぐ手元にあっただけで深い意味はありません。
前日から通電していた Pro-Ject Phono Box RS に配線をしていきます。RME Fireface 800 に接続したときのノイズの発生状態ですが、非常に低いですね。
ちなみに 同じバランス入力のある LINN UPHORIK のフロアノイズと比べると歴然としています。
それでは早速再生してみましょう。
再生環境は
Turntable:VPI Scoutmaster with Signature tonearm
Cartridge:ortofon MC☆10
Phone Stage:Pro-Ject Phono Box RS
ADC:RME Fireface 800 (192kHz 24bit)
です。RME Fireface 800 と Pro-Ject Phono Box RS 間の接続もバランス接続をしています。
Pro-Ject Phono Box RS で再生した 192kHz 24bit FLAC ファイルと CD 品質の 44.1kHz 16bit WAV ファイルはこちらです。
参考までに再生環境は異なりますが LINN UPHORIK Phono Stage で再生した 192kHz 24bit FLAC ファイルと CD 品質の 44.1kHz 16bit WAV ファイルはこちらです。
LINN UPHORIK の再生環境は
Turntable:VPI SuperScoutmaster
Tonearm:SME Series V-12
Cartridge:ortofon MC Windfeld
Phono Stage:LINN UPHORIK
ADC:Prism Sound Orpheu
LINN UPHORIK は音質は別として何となくノイズっぽく感じます。
Pro-Ject Phono Box RS
ortofon MC★10W(オルトフォン) MCカートリッジ MC10W MC-10W |