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冲方丁(うぶかた とう) 「天地明察」

入院中に読んだ本の続きです。

[冲方丁(うぶかた とう]「天地明察」上下巻。これは冲方丁 初の時代小説です。本作で吉川英治文学新人賞本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされました。

主人公の碁打ち 安井春海(渋川春海)は将軍家の御前碁を打つことができる碁士でありながら和算に興味があり、その和算の技量を認められて天測(天体観測)のため全国を回り歴の大改修を行うことになります。

本因坊道策との碁勝負、 算額奉納の絵馬を通じて知り合った関孝和との交流、後に妻となる えん との恋物語など登場人物が実に生き生きと描かれておりこれも一気に読み上げました。

フィクションとノンフィクションが上手くミックスされ、実に面白い。お薦めの1冊です。

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