それでは音の入口から機材を揃えていきましょう。
レコードの音溝を電気変換するのがカートリッジです。カートリッジにはMCタイプとMMタイプがあります。
MC(moving coil)カートリッジはコイルが針(カンチレバー)に取り付けられており、音溝に合わせて動きます。対になる磁石は固定されています。
磁石に比べ軽量なコイルを振動子とし磁石を固定子とすると、振動子の質量を小さくすることができ、レコードの溝に対する追従性が高まり、特に高音域の再生での反応を改善することができます。
このため、特に音質を重視する場合は MCカートリッジを使用することになります。欠点は、出力電圧が低いため、MC昇圧トランスや、ヘッドアンプが必要になることです。
私は 定価 115,500円 の ortofon Kontrapunkt b を使用しています。カンチレバーにルビーを使っていて、光が当たると紅く妖しく光るのがなんともいえません。
カートリッジで音がかなり変わってくるため、数本のカートリッジを聞き比べする必要があります。今欲しいカートリッジは 定価 220,000円の ortofon Jubilee です。
定価 400,000円の ortofon Windfeld も欲しいけれど ここまではいらないのではないかと思っています。
LP レコードの 超高音質デジタル化