今回の超高音質デジタルには MMカートリッジを使用しませんが参考としてMMカートリッジについて記載しておきます。
MM(ムービングマグネット)カートリッジは、MC(ムービングコイル)カートリッジと異なり、レコードの音溝を永久磁石を振動させ、その振動をコイルで電気信号化するシステムです。
永久磁石側を振動子とすると、振動子の質量を大きくなり、ばね下質量を増えるため為、レコードの溝に対する追従性が悪くなり、特に高音域の再生で不利が生じます。
半面、針交換が容易となり、機構が簡単になるため安価に製品を作ることができます。
私の場合は、ortofon OM ARKIV E/E を MMカートリッジのメインにしています。
ただ、やはりMCタイプの ortofon Kontrapunkt b と比較すると高域の伸び方や繊細さで使用する頻度が少ないのが実情です。
LP レコードの 超高音質デジタル化